【子ども靴】後ろに転びにくい靴の選び方

子供靴

こんにちは、足と靴について研究中の理学療法士tajaxです。

今回は、私が靴を選ぶ際に基準にしているポイント【後ろに転びにくい靴】についてお伝えしていきたいと思います。

全般的な足に良い靴の選び方について知りたい方は、

靴が柔らか過ぎると足が変形する⁉︎【足に良い靴のチェックポイント⑩】 - 足と靴のお悩みブログ
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をご覧ください。

●この記事の信頼性

▶︎記事を書いている私は、運動の専門家である理学療法士(国家資格:7年目)であり、解剖学・運動学・生理学を基本とした知識があります。

▶︎さらに足と靴の専門機関にて2年間学んできましたので、足・靴に対する知識は豊富です。実際の靴作りも行っていたので、構造的なこともお伝えできます。

●このブログをみて得られるメリット

①後ろに転びにくい靴の特徴がわかる。

②子供靴を選ぶ際の簡単な基準が分かる。

目次

●子供や高齢者はうしろに転けやすい

●靴選びの基準

 ①靴底の強度がしっかりしている

 ②革部分の強度がしっかりしている

 ③カカトのカーブが緩やか、もしくはない

 ④靴底の形が幅広い

●まとめ

●子供や高齢者はうしろに転けやすい

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⇒靴を選ぶ際に、後ろに転けやすいかって意識したことありますか?

10~50代くらいの方だと、基本的には生活していて転倒しそうになることってほとんどないと思います。

せいぜい、冬場に凍った地面を歩くときくらいではないでしょうか?

ただ、小さい子どもや高齢者の方は、結構な確率で後ろに転倒してしまいます。

子どもだと、小さいころはまだ足裏の感覚も未発達ですし、身体全体に対して頭が大きいので、前後にふらつくのも当然です。

また、高齢者も足の筋力が衰えるので、尻餅をつくように後ろに転倒することは多々出てきます。

実際に、尻餅をついて足の付け根や背骨が折れてしまう方は病院にたくさん入院されます。

このように、後ろに転びにくい靴というのは、『小さい子ども』『高齢者』の靴を選ぶ際にはとても重要な項目になってきます。

後ろに転倒しにくい靴の基準を挙げていきますので、ぜひ参考にしてみてください!

●靴選びの基準

 ①靴底の強度がしっかりしている

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⇒これは、他の靴選びの基準でも私がたびたび出す基準です。(上図のように、簡単に手で捻れる靴はNGです)

簡単に言うと、しっかりした構造の靴であるかをみる基準になります。

靴底のなかでも特に、つけ根~カカトにかけての部分は、足の骨もあまり大きな動きをしない部分です。

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そのため、強度がしっかりある方が良いとされています。

靴底がしっかりしていると、足が後ろにふらつきそうになっても制動してくれます。

よって、後方への転倒という意味でもしっかりチェックしておく必要があります。

 ②革部分の強度がしっかりしている

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⇒これも①の靴底の強度と理由は同じです。

靴底がいくらしっかりしていても、革の部分がふにゃふにゃだったら足首が安定しないので、それにより後ろにふらつく可能性があります。

そのため、靴底同様に革部分もしっかりしているものを選びましょう。

 ③カカトのカーブが緩やか、もしくは全くない

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⇒横から見た状態で、カカトのカーブが強すぎるものは後ろにふらつきやすいので、要注意です。

もちろん、歩きやすさという点ではカカトのカーブは必須なのです。

しかし、カーブが急であったり、カカト部分にまでカーブが及んでいるものは立っている時に後方にふらつきやすくなります。

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そのため、子どもやお年寄りが靴を選ぶ際には、カーブが緩やか・もしくは全くないものの方が後ろには倒れにくくなります。

 ④靴底の形が幅広い

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⇒靴底の形も、転倒のしにくさに関係しています。

特に、横から見た状態でカカト部分の靴底がハの字に広がっているような靴は、後ろにバランスを崩しても靴底で支えられるため、転倒リスクは少なくなります。

マニアックな部分ですが、ぜひ靴屋さんで見てみてください。

●まとめ

⇒以上、後ろに転けにくい靴の選び方をお伝えしました。

靴底や革の強度などは、歩きやすさや足の変形の予防の観点からもとても重要なポイントなので、必ず確認してみてください。

また、カカトのカーブについては、歩きやすさ・走りやすさを追求するのであれば、しっかりカーブがある方が良いです。

しかし、転倒のしやすさにつながってしまうので、靴を履く人はどちらの方が良いのか、判断してから購入してみてください!!

●歩きやすい靴の基準はこちら↓

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以上で終わります。最後までお読み頂きありがとうございました😁

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