- 疑問ロボ姿勢を治したいけど、何だかモチベーションが上がらないな~しんどそうだしな。めちゃくちゃメリットが多いんだったら、多少しんどくても頑張ろうかな・・・
こういった疑問にお答えします。
✔本記事の内容
・姿勢を改善させるメリット10選
・効果を信じて『継続』することが一番です
・プロの手を借りるのもありです
・姿勢を改善させるメリット10選
姿勢を改善させるメリット10選はこちら↓
・腰や膝の負担が減る・疲れにくくなる・運動神経が良くなる・身長がちょっと伸びる・小顔になる・頭が冴えわたる・薄毛予防・自律神経が整う・自分に自信がつく・歌が上手くなる

これって何か根拠あるんですか??
今からそれぞれの理由をお伝えします!

・腰や足の負担が減る
▶姿勢が悪くなると、いろんな場所に負担がかかるようになります。
↓例えば、下図のような姿勢であれば、腰や膝、首などに過度に負担がかかります。
↑図の赤ラインが重心線になるんですが、この図では膝や腰などの関節がラインから遠くにあるのが分かりますか?
この赤ライン(重心線)から遠くに関節があると、関節にストレスがかかります。
良好な姿勢であれば、赤ラインの中心にほとんどの関節が留まるので、関節の負担は減少します。
なので、腰痛や膝痛・首の痛みがある方については、一度姿勢を見直してみるのも良いと思います!
・疲れにくくなる
▶ねこ背になると、胸も丸まります。
【出典:病気がみえるvol.4 呼吸器 第1版】
胸の中には『肺』や『心臓』があるので、ねこ背で圧迫されるとそれらの機能が働きにくくなり、結果疲れやすくなります。
↑猫背の姿勢では、肺や心臓が入るためのスペース(胸郭)が狭くなります。
↑良い姿勢を保てていれば、胸郭が広がるので肺や心臓を圧迫しにくくなります。
さらに前述したように、姿勢が悪いと重心線から関節が遠くなります。
そうなると、その姿勢を保つために無駄に筋力を消費してしまうので、あまり効率的とは言えません。
※腰や膝の曲がったお年寄りは、この姿勢を保つだけでかなりの筋力が必要になります。
・運動神経が良くなる
▶姿勢が良くなると、各関節が重心線に近くなるので、前後の筋肉をまんべんなく使用するようになります。
そのため、『適切なタイミング』で『適切な筋肉』が働くようになります。
これはスポーツをする際にとても大切な技能です。
例えば、バドミントンなどはコートを縦横無尽にステップするため、『運動の切り替えスピード』がとても重要になります。
姿勢が良くなると、各筋肉を効率よく働かせることが出来るようになるので、プレーも上達しやすくなります。
・身長がちょっと伸びる
▶姿勢が良くなると、結果的に身長が少し伸びます。
身長を測るとき、当然ですが頭部の頂点の高さを測定すると思います。
このときに、各関節を結ぶ線が曲がっていると、当然頭部の位置は下がります。
しかし、各関節を結ぶ線が真っすぐであれば自然と頭部の位置は上がるので、身長もその分伸びることになります。
もちろん限度はありますが、数mm~1cmくらいは高くなる可能性があります。


・小顔になる


▶ねこ背の人は、頭部が前にくるようになるので、結果的に『顔が大きく見られやすい』のです。
本来、正常では首の部分は前にそっています。(前弯)
【出典:プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系 第2版】
この首の前弯がしっかりあると、頭部が重心線上にくるので、結果的に頭部が後ろにくるようになります。
頭部が後ろにくると、正面からみたときに、顔が小さくみえるようになります。
もちろん、横からみると特に変わりないのですが、正面からみたときに顔が小さくみえると、だいぶ印象が変わりますよね!
こんな単純な位置関係の問題ですが、特に女性としては出来れば治したいところではないでしょうか?
・頭が冴えわたる
▶このあたりも大分うさん臭いですが、しっかり説明はできます。
ここでは、『頭が冴える』という表現は、『思考がスムーズにめぐりやすい』という意味合いでとらえています。
人の脳は、寝ているときも活動しており、大量の酸素を常に必要としています。
その酸素を運ぶのは血液なので、脳への血流が良くなると『思考がスムーズにめぐりやすい』または『頭が冴える』という状態になります。
脳への血流は、『心臓』→『頸部』→『脳』の順番でめぐっていきます。
姿勢が悪くなると、『頸部』の部分で血流が滞りやすくなります。
↑脳に血液を送る血管は、首の骨の間を通過するようになっています。
前述したように、正常では首は前弯するようになっているので、首が曲がっていたり、逆に反りすぎていると首の部分で血管を圧迫することになります。
・薄毛予防

(ロボくんはちょっと厳しいかな・・・)

丈夫なしっかりした髪の毛を育てるには、栄養となる血液が必要になります。
畑に水を全くあげないと、作物はダメになりますよね。
髪の毛(作物)も頭皮(畑)の状態が悪いと『髪の毛が細くなり』、『抜けやすく』なります。
つまり、頭皮に栄養を与える必要があるのです。
頭皮に対しての栄養は、やっぱり『血液』になります。
脳と同様に、頭皮の血流は、『心臓』→『頸部』→『頭皮』の順番でめぐります。
姿勢が悪くなると、『頸部』の血流が滞りやすくなってしまいます。
↑このように、頭皮をめぐる血管は頸部の『胸鎖乳突筋』などの筋肉の近くに存在します。
この筋肉が固くなったりすると、血管が圧迫されて頭皮への血流が滞ります。
いわゆる『ストレートネック』というような状態では、胸鎖乳突筋は伸張されて固くなります。(肩こりと同じような原理です。)
正常な頸部の前弯に改善されると、『胸鎖乳突筋が柔らかくなる』→『頸部の血流改善』→『頭皮に栄養』→『薄毛予防』という良い流れになっていきます。
・自律神経が整う
▶自律神経とは、内蔵などの機能を調節する神経です。
自律神経は『交感神経』と『副交感神経』に分かれており、それぞれが働くことで身体活動をコントロールしています。
【出典:MSDマニュアル家庭版】
この自律神経神経ですが、頸部の筋肉に対して治療することで改善がみられるという文献があります。
【国際医学ジャーナルより】↓
2006年5月から2017年5月の間に全身の無期限の症状を報告することによって外来治療に抵抗した合計194人のWADの入院患者がこの観察研究に登録されました。すべての患者は、入院中に低周波電気刺激療法と頸部筋肉への遠赤外線照射による毎日の理学療法を受けました。入院時と退院時の22の代表的な全身症状に関する医療面接シートの自己評価記録を比較しました。
入院中の理学療法により症状の数は著しく減少しました。 ほとんど全ての症状は、入院時と比較して退院時に80%以上の回復率を示しました。22の代表的な不確定症状のうち少なくとも4つを報告した患者の割合は、入院時に99.0%でしたが、退院時には7.7%に減少しました。患者の16%は、症状が残ることなく完全に回復しました。症状の平均数は、入院時の13.1から退院時の2.0に大幅に減少しました。特に、首や肩以外の症状は、首や肩の症状よりも大幅に回復しました。
【引用】matui.Effect of intensive inpatient physical therapy on whole-body indefinite symptoms in patients with whiplash-associated disorders.
↑この文献によると、因果関係は完全に分かっていないが、事実として自律神経が乱れた際の症状が落ち着くとのことでした。
↑上記の文献では、頸部の筋肉の緊張を軽減させるような治療を行っています。
つまり、姿勢を改善させることによって頸部の筋肉の緊張が軽くなれば、結果的に同じように自律神経症状が軽くなるのではと考えます。(これは完全に私見です。上記の文献にそのような記載は全く関係ありません。)
上述したようなストレートネックでは、頸部の筋肉が緊張しやすくなります。
しかし、正常な頸部の湾曲に修正出来れば、頸部の筋肉の緊張を軽減させることは可能なので、同じく自律神経についても改善出来る可能性があるのではと思います。
▶上記の文献とは関係ありませんが、自律神経を整えたい方はこちらもご覧下さい↓
・自分に自信がつく
▶姿勢と精神面での関連については、様々なことが言われています。
例えば、下図はそれぞれどちらの方が、自信があると思いますか?
↑おそらく殆どの人が、左の方を選ぶと思います。
この姿勢はハイパワーポージングと言って、その姿勢をとるだけで自信がみなぎると言われています。
逆に、右側の図のように、ねこ背で下を向いている姿勢をとっていると、それだけで自信が消失してしまいます。(ローポージング)
ハイパワーポージングを2分間とるだけでテストステロン(自信を高めるホルモン)が20%上昇し、ストレスホルモンであるコルチゾールが25%低下するという研究結果があります。
また、ローポージングを同じく2分間とると、テストステロンは10%低下し、コルチゾールは15%上昇するとのことでした。
【引用】: Carney, D. R., Cuddy, A. J., & Yap, A. J. (2010) Powerposing: brief nonverbal displays affect neuroendo-crine levels and risk tolerance. PsychologicalScience,21(10), 1363–1368
↑ここで出てくるパワーポージングが良い姿勢に近いので、良い姿勢になることで結果的に『自分に自信がもてるように』なります。
・歌が上手くなる

姿勢と歌って何か関係あるんですか?
姿勢が良くなると主に『低音の音域』が広がります

▶発生をする際に、高い声は頭声・低い声は胸声と呼ばれ、それぞれ響く場所が変わります。
・頭声区(ヘッドヴォイス):高音域。頭声(頭に響かせる声)が中心になる。 ・中声区(ミドルヴォイス):中音域。頭声と胸声(胸に響かせる声)が混ざる。
・胸声区(チェストヴォイス):低音域。胸声が中心になる。
出典:JAMミュージックスクール https://jam-music.net/blog/508/
姿勢が良くなると、中でも胸声(低音)が出やすくなります。
なぜかというと、姿勢が良くなると胸を張るようになるので、胸の中の『空間』が広がります。
胸の空間が広いほうが声が響きやすくなるので、結果的に低音が出やすくなります。
さらに、胸の空間が広くなることで肺活量の増加も期待できるので、
姿勢が良くなると 『音域が広がる』『声量が増える』
これらの効果が期待できるので、『歌が上手くなる』というのも過言ではないかと思います。
・効果を信じて『継続』することが一番です

じゃあ、とりあえず何から始めたらいいんですか?
なので、今からお伝えする方法の中で、一番簡単だと思ったものから行ってみて下さい!

▶姿勢が良くなるには、どうしても時間がかかります。
急に無理して姿勢を矯正しようとすると、その姿勢に筋肉が耐えられずに負担が強くなってしまいます。
よく、姿勢を伸ばすとむしろ腰が痛くなるという方がいますが、それが良い例だと思います。(持病がある方は別です。)
そのため、まずは軽い負荷から、継続しやすいものを個人で選ぶのが大切になっていきます。
姿勢を良くするための方法としては、
【運動療法】 ・セルフストレッチ ・セルフ筋力トレーニング 【物を使用する方法】 ・インソール療法 ・靴を選び直す ・椅子を選び直す ・寝具を選び直す 【プロの手を借りる】 ・ジムやヨガ教室に通う
↑これらがあります。
姿勢を良くするためには、とりあえず上記のどれかを続ける必要があります。
本記事では、それぞれの方法や特徴について簡単に書いていきます!
【運動療法】
▶運動療法の特徴は、当たり前ですが『ある程度の努力が必要』ということです。
そのため、姿勢が良くなることでのメリットを常に考えて、さらに自分が行う運動が確実に効果があると信じていないと、継続は難しいです。
基本的な運動の流れとしては、
①ストレッチなどで可動域を広げる ②姿勢保持に必要な筋力を鍛える
↑このような感じになります。
どれだけ筋力を鍛えても、良い姿勢になるための関節角度がなければ意味がないので、まずはストレッチなどを行います。
また、②の筋力トレーニングについては、姿勢を良くするという意味合いではあくまで『補助的な方法』になります。
理想的な姿勢改善の流れとしては、ストレッチなどで可動域を広げることに加えて、まずはある程度『ものを使って姿勢を矯正させる』ことが重要です。
筋肉は『重力に抵抗するために存在』しているので、姿勢が矯正されたら、その姿勢を保つために自然と筋力がついていきます。
【物を使用する方法】
▶上記の運動療法は、自身で努力する必要があるので、どうしても『継続するための根気』が必要になります。
物を使用する方法は、基本的には努力がいりませんので、継続して使用するだけで効果が出てきます。
次は、それぞれの特徴について記載していきます。
・インソール療法
▶インソールとは、靴の中敷きのことです。
インソールは、姿勢を良くする上で一番大切になる『足元をサポート』するために使用します。
扁平足や外反母趾などになると、スネが前に傾きます。
スネが前に傾くと、連鎖的に他の関節も曲がります。
このように、足が少し変形しているだけで、姿勢は悪くなります。
これについては、運動のみで修正するのは困難なので、インソールで補正する方が確実です。
インソールで姿勢が矯正されれば、その姿勢に順応するように筋肉が鍛えられるので、最終的にはインソールなしでも良い姿勢になります。
とはいえ、どんなインソールでも良いわけではありません。
矯正の仕方によってはむしろ姿勢が悪くなる可能性もあります。
姿勢を良くするおすすめのインソールについては下記参照ください↓
↑インソールの中では少し高額ですが、解剖学的な根拠に基づいたものになっています。
※ハードタイプとソフトタイプがあるのですが、はじめはソフトタイプを選ぶのが良いと思います!


・靴を選び直す
▶姿勢を良くするためには、靴もかなり重要になってきます。
例えば、カカトが高めの靴を履くと、それだけで前かがみな姿勢になります。
靴で姿勢を良くするためには、スネの骨が出来るだけまっすぐになるような靴を選ぶのが一番です。
姿勢を良くする靴についてのオススメはこちら↓
MBT
↑このMBTというシューズは、スネの骨が真っすぐの位置にくるように設計されているので、履くだけで姿勢が良くなっていきます。
※履き始めのときからたくさん歩いたりすると、めちゃくちゃ筋肉痛になるので要注意です!!
・椅子を選び直す
▶日常生活では、基本的に
①横になる(寝る) ②座る ③立つ
↑上記のいずれかの姿勢をとります。
特に、デスクワークの方では座る姿勢が大切になるので、座る姿勢を改善するのは必須です。
しかし、座る姿勢を良くするには環境が最重要になります。
座る姿勢を良くするためにオススメしている椅子などはこちら↓
・高さ調節付きの机https://a.r10.to/huxXRk
・寝具を選び直す
▶一日の1/4程度は、基本的には人は寝ています。
そのため、寝ているときの姿勢もかなり重要になってきます。
人は寝ているときも、基本的には背中の正常なカーブをキープしている方が良いです。
この湾曲が寝ているときに崩れると、局所の痛みや血行不良を起こす可能性があります。
特に仰向けで寝ていると、脊椎のカーブが平坦になりやすいです。
そのため、仰向けで寝ているときの姿勢が良くなるような寝具が必要になります。
姿勢が良くなる寝具のおすすめはこちら↓
ドクタータフィ:https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3HMILK+ES9JLE+4FWY+5Z6WX
↑メディアでよく取り上げられる、整骨院の先生オススメの商品です。
フレアベル:https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3HN0M7+9GJYSY+4E2K+60H7L
↑硬さが各部位で異なる優れもの。睡眠に適した温度にも調節出来ます。

・プロの手を借りる
▶これまで、姿勢が良くなる方法として『運動療法』と『ものを使用する方法』を記載しました。
しかし、それでも実際に『継続』するというのはツラいものです。

誰か手伝ってくれないかな~

▶運動の専門家といえば、
・理学療法士 ・柔道整復師 ・アスレチックトレーナー ・ヨガインストラクター ・ジムトレーナー
などがあります。
しかし、同じ資格を持っていても、各セラピストによって得意分野が異なります。
例えばお医者さんでも、整形外科や内科など、専門の領域が違いますよね。
そのため、資格がどれかというより、『姿勢改善を専門にしているか』ということが重要になります。
特に、姿勢を改善するにはまず関節を柔らかくする必要があるので、導入としてオススメなのは『ヨガ教室』です。
○オンラインで気軽に始めやすいヨガ教室はこちら↓
↑グループレッスンではなく、1対1で行うので、個別でどんどん教えてもらえます!
初回無料なので、とりあえず試しにやってみて下さい!

応援してます!

・どれでもいいので始めてみよう!
▶姿勢を改善すると、様々なメリットがありますが、とにかく地道に改善方法を『継続』することがマストです。
そのため、上述した方法どれでもいいので始めてみて下さい!

今回はこれで終わります。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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