大腿骨頸部骨折の薬物療法について(リハビリ、骨粗鬆症)ガイドライン

リハビリ

こんにちは!今回は、大腿骨頸部骨折の薬物療法について記載していきます!!

ガイドラインを元に、個人的に必要だと思う部分をピックアップしてお伝えしていきます!

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・大腿骨頸部骨折の薬物療法について、必須項目のみいっき見出来る。

目次 

・大腿骨頸部骨折の薬物療法について

▶︎アレンドロネートとリセドロネート

▶︎ビタミンDとカルシウム

▶︎ビタミンK

▶︎エストロゲン

・まとめ

・大腿骨頸部骨折の薬物療法について

【Grade A】
薬物療法は大腿骨頚部/転子部骨折の予防に有効である.

↑このように、ガイドラインでは薬物療法の推奨グレードは最高ランクのAとなっています。

しかし、それぞれ薬剤で効果は異なりますので、簡単にだけピックアップしていきます。

【アレンドロネートとリセドロネート】

※アレンドロネート.リセドロネートとは

▶︎骨粗鬆症治療薬(ビスホスホネート製剤)の種類のこと。

▶︎アレンドロネートとリセドロネートは70歳代までの骨粗鬆症の女性の大腿骨頚部/転子部骨折を減少させるとする高いレベルのエビデンスがある(EV level I-2).

【ビタミンDとカルシウム】

▶︎ビタミンDはカルシウム併用で高齢者の大腿骨頚部/転子部骨折を減少させるとする高いレベルのエビデンスがあるが,単独使用や低用量では有効ではない(EV level I-2).

カルシウムは,ビタミンD併用で高齢者の大腿骨頚部/転子部骨折を減少させるとするエビデンスがあるが,高用量の単独投与により大腿骨頚部/転子部骨折リスクが上昇するというエビデンスもある(EV level I-2)

【ビタミンK】

ビタミンKは,アルツハイマー病,パーキンソン病などの合併患者が多くを占める高齢者集団において大腿骨頚部/転子骨折を減少させるというエビデンスがある(EV level I-2)

★ビタミンKの役割

▶︎ビタミンKは骨へのカルシウム沈着を助ける骨たんぱく質(オステオカルシン)を活性化させ、骨代謝を整えてくれる働きがある。ビタミンKは、納豆や、小松菜・ほうれん草などの緑黄色野菜などに多く含まれる。

↑高齢者には緑黄色野菜が良いみたいですね。

【エストロゲン】

エストロゲンは大腿骨頚部/転子部骨折を減少させるが,他の全身的有害事象が多いとする高いレベルのエビデンスがある(EV level I-2)

 

★エストロゲン製剤の作用について

▶︎卵胞ホルモン(エストロゲン)製剤であり、エストロゲンを補充することによって更年期障害による諸症状を改善する。また、卵巣の機能が弱る卵巣機能不全による不妊症や卵巣摘出による卵巣欠落症状への卵胞ホルモン補充療法などにも使用する。

他にもエストロゲンは骨の形成にも関与するため、薬剤によっては骨粗しょう症の治療薬として使用するものもある。

★エストロゲンの主な副作用や注意点

(全身的有害事象)

・乳房症状乳房の張り、乳房痛などがあらわれる場合がある
・消化器症状吐き気、腹部膨満感などがあらわれる場合がある
・血栓症頻度は非常に稀である
・手足のまひやしびれ、しゃべりにくい、胸の痛み、呼吸困難

引用:日経メディカル

↑などなど、副作用も様々あるため注意が必要な薬剤ですね!!

・まとめ

▶︎以上、簡単にですが、ガイドラインに記載している薬物療法の項目を記載しました!!

▶︎骨粗鬆症治療薬(ビスホスホネート製剤)については、すべての高齢者に効果が高いと思っていましたが、「70歳までの骨粗鬆症の女性」というように性別・年齢が影響してくるんですね!!

▶︎また、エストロゲンを使用している場合は、副作用にも要注意ですね!

▶︎骨粗鬆症の患者さんを担当した場合は、これらの項目も要チェックですね!!

以上で終わります。最後までお読み頂きありがとうございました😊

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