誰でもなりやすい足の変形について③

靴の選び方

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こんにちは、足と靴の専門理学療法士tajaxです。

前回の〝誰でもなりやすい足の変形について②〝でお伝えした内容の続きになります。

今回は、誰でもなりやすい変形について、具体的なものをお伝えしていきます。

●扁平足

これは皆さんよくご存知かと思います。

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⬆︎このように内側にあるアーチが過度に低下することによって、いわゆる土踏まずが床に当たるようになります。

実は扁平足自体は、運動機能を著しく下げるといったことはありません。

扁平足の方と健常者で歩く様子を研究したところ、歩いていて前に進む力については、特に変化はなかったそうです。

引用「https://www.jstage.jst.go.jp/article/rika/33/2/33_327/_pdf/-char/ja

しかし、内側のアーチが低下することで、シンスプリントや、外反膝(X脚)というような疾患を合併する場合がありますので、注意が必要です。

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⬆︎この疾患は、部活に入ったばかりの学生さんがなりやすく、スネの内側あたりに痛みを生じます。(扁平足の方は余計になりやすいです)

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⬆︎これについては、日本人は比較的少ないですが、この状態になると特に膝の外側にストレスがかかり、痛みが生じます。

▶︎扁平足のかたは、⬆︎の状態になりやすいので注意が必要です。

●外反扁平足

扁平足とは名前が近いですが、この変形の方がかなりタチが悪いです。

扁平足と同じく内側のアーチは低下するのですが、反対にある外側のアーチの低下も著名です。

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それもあり、図のように後ろから見たら足が

ハの字に変形してしまいます。

この状態になると、外くるぶしの下あたりにストレスがかかりやすくなり痛みが出やすいです。

また、足の変形に付随して膝も変形しやすく、特に内反膝(O脚)といった状態になりやすくなります。

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⬆︎これは日本人にかなり多い膝の状態で、この状態が長年続くと本当に厄介です。

私は普段理学療法士として、病院でリハビリを行なっているのですが、この膝の方は本当に多いです。

この状態になると、普段の生活で膝の内側に痛みが出てきて、最終的には歩くことも困難になります。

結果、膝を人工の関節に取り替えたりといった

手術が必要になります。

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外反扁平足は、この膝の状態にとても密接に関わっていますので、とても怖い状態です。

※外反扁平足と内反膝(O脚)については、また別の記事で詳しくお伝えします。

外反母趾、内反小趾

外反母趾については、世間でも良く知られている変形かと思います。

また、内反小趾については、あまり聞きなれない言葉とは思いますが、これもメカニズムとしては外反母趾と同じような感じです。

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⬆︎のように外反母趾では親指が内側に、

内反小趾についても、これ同じく小指が内側になるように変形しています。

いずれも変形が強くなると、それぞれ付け根部分に痛みが生じます。

また、足の指が動きにくくなりますので、歩行スピードもかなり落ちます。運動能力もちろん低下すると言うことですね。

開張足

これは聞きなれない言葉かと思いますが、

下図にある横アーチと言われる部分が低下すると、開張足という変形がおこります。

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この部分のアーチが低下すると、歩いている時に指の付け根部分が圧迫され、痛みを生じます。

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また、開張足になると、指周囲の神経を圧迫し、モートン病という別の病気を合併する場合があります。

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神経の圧迫が長期になると、圧迫により生じていた神経性の痛みや痺れ、感覚障害などが残存しますので、本当に厄介です。

以上、誰でもなりやすい足の変形について、ご説明させて頂きました。

今回は簡単に触れる程度しか出来ていませんので、各変形、疾患に対する詳しい内容については、下記も併せてご覧ください。

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