治せるなら、何か良い方法を教えて下さい💦
このような方に向けて、今回は扁平足についてお伝えしていきます。
足の変形まとめはこちら↓
全般的な足に良い靴の選び方について知りたい方こちらをご覧下さい↓
●この記事の信頼性
▶︎記事を書いている私は運動の専門家である理学療法士(国家資格:9年目)であり、解剖学・運動学・生理学を基本とした知識・経験があります。
▶︎さらに足と靴の専門機関にて2年間学んできましたので、足・靴に対する知識は豊富です。実際の靴作りも行っていたので、構造的なこともお伝えできます。
●このブログをみて得られるメリット
①扁平足のセルフチェックができる
②扁平足の予防方法が分かる
目次
・そもそも扁平足って何?
・なぜ、扁平足はこんなになりやすいのか?
・扁平足の診断
・セルフチェック
・扁平足の治療
・そもそも扁平足って何?
▶︎扁平足という言葉はよく聞くことがあると思いますが、具体的にどのようなものなんでしょうか?
扁平足とは
▶︎簡単にいうと、
『足の土踏まずが低くなった状態』
のことを言います。
足には3つのアーチが存在しており、その中の
『内側縦アーチ』という部分が低くなると、扁平足になります。
・なぜ、扁平足になるのか?
▶扁平足の原因を大きく分けると、
①足首まわりの筋力低下
②立っている姿勢の影響
③靱帯の伸長や損傷
④骨折によるアライメント(骨の位置)の変化
などがあります。
③や④については、怪我や手術などによって起こるものなので、そのようなことがない方については基本的に①や②が当てはまります。
①足首周りの筋力低下
▶足首まわりにはたくさんの筋肉があり、足のアーチを支えています。
それらが弱くなると、徐々に足のアーチは低下しやすくなります。
※足の筋肉の写真
②立っている姿勢の影響
▶足の筋力低下以外では、立っている姿勢も大切になります。
例えば、内股気味の人では、自然と足の内側が地面につきやすくなるので、扁平足になりやすくなります。
※内股の人のイラスト
このように、足部以外の影響でも、
『扁平足』にはなりやすくなるので要注意です。
・扁平足の診断
▶︎扁平足について診断する場合、様々な方法があります。
・フットプリント
・レントゲン
などです。
○フットプリント
▶フットプリントとは、いわゆる
『足のハンコ』です。
立っている状態で、足の裏のどのあたりに圧力がかかっているのかを確認します。
※正常のフットプリント
※扁平足のフットプリント
↑このように、土踏まずの部分にも圧力がかかっていれば、扁平足傾向にあるといえます。
○レントゲン撮影
▶レントゲンで足の骨の状態を撮影し、足の骨の高さを確認します。
足のアーチの頂点部分が低くなっていると、扁平足傾向にあるといえます。
▶1番正確なのはレントゲンでの診断ですが、よほど重度でない限り、撮影はしません。
しかし、扁平足気味の方で軽い症状が出ている方はたくさんおられるので、要注意です。
・セルフチェック
▶では、扁平足のセルフチェック方法についてお伝えします。
⇓いずれか当てはまれば、扁平足の可能性があります
①立った時に土踏まずが床につきそうになる
②靴底は、内側が擦れやすい
③手で簡単に足のアーチが低くなる
④脚のスネの下1/3が重だるい・もしくは痛い
⑤立った時に小指が床につかない
↑以上が扁平足の特徴になります。
一説によると、日本人の約70%は扁平足だと言われています。
程度の差はあれど、扁平足の方は大勢いますので、要注意です。
・扁平足の治療
▶︎扁平足の治療については、
・足首周りのトレーニング
・インソールの使用
・手術療法
様々ありますが、手術については、変形がかなり高度な場合に稀に行われる程度なので、大多数は運動療法とインソールを使用します。
運動療法については、
主に足のアーチを構成する筋肉を強化します。
特に、後脛骨筋は内側アーチを挙上させる一番の筋肉ですので、重点的にトレーニングしていきます。
①足趾ジャンケン
②タオルギャザー
③足首周りのトレーニング
④膝・股関節のトレーニング
⬆︎大まかにいうとこんな感じです。
上の3つは、内側アーチを構成する筋肉のトレーニングになります。
④については、足部以外の原因で扁平足になっている方が行うトレーニングです。
具体的なトレーニング方法については、下記の記事を参考下さい⇓
まとめ
▶以上、簡単でしたが、扁平足についてお伝えしていきました。
扁平足はかなりの割合で生じていますので、ぜひセルフチェックだけでも行ってみて下さい。
扁平足・外反扁平足に悪い靴の特徴はこちらをご覧下さい⇓
今回はこれで終わります。
最後までお読み頂きありがとうございました😊
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