こんにちは!今回は、前鋸筋とテニスとの関連について記載していきます!
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○管理人プロフィール
▶足と靴専門の理学療法士。理学療法士になる前に、足と靴の専門学校にて2年間学んできましたので、足・靴に対する知識は比較的豊富です。
▶実際の靴作りも行っていたので、構造的なこともお伝え出来ます。(ニーズがあるのかは不明)
目次
・前鋸筋ってどこ?
・前鋸筋の役割
・テニスで前鋸筋を使用する場面
・まとめ
・前鋸筋ってどこ?
▶まずは!前鋸筋の場所を確認します!!
▶前鋸筋とは、肩甲骨と肋骨の間にある筋肉です。
▶のこぎりのようにギザギザしているのが特徴ですね!!
★位置関係的にも、肩甲骨よりも少し下の部分に筋腹が盛り上がっているのがポイントです!
専門的にいうと、
起始 第1-8肋骨(外側面)、第1-2肋骨間に張る腱弓
停止 肩甲骨(上角、内側縁、下角)
↑こんな感じです。
・前鋸筋の役割
▶前鋸筋は、大きく分けると以下の役割があります。
①腕を上げる
②肩甲骨を固定させる
③呼吸の補助
↑こんな感じです。
主にテニスで必要になる部分でいえば、
①腕を上げる
②肩甲骨を固定させる
この2点になります。
では次は、実際のテニスの場面で具体的にどんなときに使用するのかみていきます!!
・テニスで前鋸筋を使用する場面
・ボレー
・ストローク
・サーブ、スマッシュ
↑挙げてみると、基本的な動作ではいずれも使用する感じですね!
次に各動作の詳細についてお伝えしていきます。
・ボレー
▶ボレーのポイントとしては、
①ラケットを身体から30センチほど離して構える
②腕は出来るだけ固定して、脚と体幹の力で打つ
↑この2点が大切になります。
▶身体からラケットを離して構えることで、相手のボールの勢いに負けずに、力強いボレーを返すことが出来ます。
▶身体からラケットを離すことで、『肩甲骨を固定させる』前鋸筋が活動しやすくなります。
▶前鋸筋は肩甲骨を前に引く力があるので、しっかり活動しているとボールを前に押す力が働きます。
また、②の腕の固定ですが、これが損なわれているといわゆる『手打ち』になります。
▶さらに、腕の力のみでラケットを振ってしまうと、ラケットの向きがバラバラになってしまうので、結果的に思うような場所にボールがいきません。
▶そのため、腕は出来るだけ固定する必要があるのですが、そのときに役に立つのが『前鋸筋』です!
▶前鋸筋は、位置関係的に体幹と肩甲骨の間にあります。
▶そのため、前鋸筋がしっかり働いていると、腕が固定出来ます。
▶腕が固定された状態で、『脚のステップと体幹の回旋』を利用してボールを打つと、力強い・安定したボールになります。
・ストローク
▶ストロークのポイントとしては、
①手首や腕の力だけで打たずに、下肢と体幹の力で打つ。
②出来るだけ同じ打点で打てるよう脚をステップさせる
↑このあたりが挙げられます。
②については、基本的に下肢の能力が要求されるので、ここでは省略していきます!
①については、ボレーの時と同様に、下肢と体幹の力を利用するということが求められます。
ボレーとの違いは、『上肢は固定させない』ということです。
体幹の回旋を利用してそのままスイングさせていくので、必ず腕の動きも必要になります。
そのときに、上手く体幹の回旋を腕に波及させるためには『前鋸筋』が大切になります。
『腕で振る』というイメージよりかは、『肩甲骨を支点にし、自然と腕が振れる』というイメージをすると、前鋸筋が上手く使えます!!
・サーブ、スマッシュ
▶サーブ、スマッシュは、以下の流れで動作を行います。
①(トスを上げる) ※サーブのみ
②テイクバックする
③右利きの場合、左足に体重をかけて沈みこむ
④振り抜く
↑こんな感じです。
▶前鋸筋は主に、④の振り抜く動作で使用します。
③までで脚に力を入れて、それを体幹~腕に波及させる必要があります。
▶他の動作と同じく、体幹~腕に力を移行するときの架け橋になるのが『前鋸筋』です。
▶これが損なわれていると、サーブ、スマッシュがどうしても手打ちになってしまいますので、コントロールも悪くなってしまいます。
・まとめ
今回は、テニスをする上で前鋸筋がどのように働くのか記載していきました!
具体的なトレーニング方法については動作別でまとめていますので、そちらをご覧下さい!
・ボレー
・ストローク
・サーブ、スマッシュ
今回はこれで終わります。最後までお読み頂きありがとうございました☺
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